
ごきげんよう。Maison EchelleのPR ARISAです。
本日はブランドからの配信になります。
ブランドがどんなことを"するか"よりも、どんなことを"しないか"を明確にすること。
それは、Maison Echelleのブランド運営の根幹にあります。
「NO」と言う選択は、時に勇気がいること。
けれど、それこそがブランドの軸を強くし、お客様との信頼や共感を生む大切な行為だと思っています。
本日は、私たちが「NO」ということをご紹介します。
■ 配送時に過剰な梱包をしない
配送時の梱包や送付物は、極力少なくすることに努めています。
受け取る瞬間の"ときめき"よりも、資源を無駄にしないという"気持ちよさ"を選びます。
必要な保護はしっかりと行いながら、できるだけシンプルにお届けします。
ゴミ削減のため、チラシやリーフレット等は入れておらず、すべての情報はInstagramやLINE、サイトをはじめとしたオンラインにて発信しています。
■ 動物由来の素材を使わない
リアルレザー、ウール 、カシミヤといった動物由来の素材は使用していません。
アニマルフリーの姿勢は、単なるトレンドではなく、"やさしさ"の延長線にある選択です。
その代わりに、軽やかで上品な艶を持つ素材や再生繊維など、可能性のある素材を追求しています。
Maison Echelleのアニマルフリーの選択は、何かの代替ではありません。
手に取ったとき、心がときめく。そして、使いやすく、それがアニマルフリーであること。その"気持ちの良い選択"を、私たちはこれからも大切にしていきます。

■ セールをしない(※一部アイテムを除く)
「欲しい」と思ってくださったその時に、適正な価値でお届けしたい。
値下げを前提とした価格設定ではなく、最初から"本当の価値"でご提供しています。
一般的なアパレル業界では、洋服の価値は1年で大きく下がるとされ、在庫処分のために値下げが繰り返されます。
でも私たちは、トレンドに左右されにくいデザインや品質を重視し、来年も再来年も変わらず着ていただける服づくりを目指しています。
時間が経っても価値が下がらないものを提供したい――。
この想いから、セールを前提とした価格設定や販売は行わず、定価で購入してくださるお客様への敬意を大切にしています。
安易に値下げせず、服の本当の価値を守ること。
それが、Maison Echelleの選ぶ「NO」のひとつです。
■ 大量生産をしない
「必要な人に、必要な分だけ。」
それがMaison Echelleの受注生産という選択です。
ひとつひとつを丁寧におつくりすることで、生産の無駄を減らし、作り手の想いを守ります。
日本では毎年、約82万トンもの衣類が供給されています。
そのうち、まだ一度も袖を通されることなく廃棄されてしまう服が、半数近くにも上るという現実があります。
今のアパレル業界では、「たくさん作り、売れ残ればセールで処分し、最終的には廃棄する」というサイクルが利益を生む仕組みとして定着しています。
Maison Echelleは、この現状に違和感を覚えました。
そして、「大量生産をしない」という選択をブランドの根幹に据えることを決めたのです。

■ モデルの起用について
Maison Echelleでは、服をただ美しく見せるだけでなく、お客様が自分の暮らしに重ねて想像できるビジュアルを大切にしています。
私たちがモデルを選ぶ時は、スタイリングや着こなしがより身近に感じていただけるかという基準で考えます。
私たちにとっての"憧れ"とは、遠くにある理想ではなく、「自分にもできそう」と思える温かいものでありたいからです。
そんな等身大の美しさを通して、Maison Echelleの服が日常の中でどんな風に馴染むのかを、丁寧に伝えていきたいと思っています。

「NO」は、拒絶ではなく、信念の表現です。
やらないことを決めることで、本当に大切にしたい価値が浮かび上がります。
Maison Echelleの「NO」は、誰かの「YES」につながる未来を信じて。
Maison Echelleの想いは、コラムのエシカルレポートでも発信しています。
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